●『上海航路』事実上撤退へ 経済効果はマイナスだった?

2013.01.09 23:57| ニュース

 日中関係の悪化で、現在運休している「上海航路」について、ハウステンボスの子会社、HTBクルーズの澤田秀雄会長は、日中関係の回復が見込めない現状では収益の確保が難しいとして事実上撤退する考えを示しました。
 澤田会長は、上海航路の船を海外の別の国同士を結ぶ近距離のクルーズに活用するか、海外の船会社に貸し出すとしたうえで、「こうした代替策はもはや日中関係が回復するまでの一時的な措置ではない。いずれの方法に対しても事業として成功させるためには船を3年間は使うことになる」と述べて、今後少なくとも、3年間は上海航路の船を別の事業に使う考えを示しました。その上で、澤田会長は、上海航路の運航再開について、乗客に加えて貨物輸送でも収益をあげることが前提で、そのために必要な日中間の規制緩和が進むことは現状では難しいとして、上海航路から事実上撤退する考えを示しました。(NHKニュース)



 長崎県は、上海航路が就航したことで、外国からの観光客誘致につながるとして、長崎港の旅客ターミナルを10億円近い多額の公費を投入し、整備するなど、後押ししていました。
 上海航路は今年2月、営業運航を開始しましたが、利用低迷が続き8月までの収支は1億5100万の売上高に対し、9億7300万の赤字でした。運休前21人いた社員のほとんどがハウステンボスやほかの関連会社に出向し、上海支社では現地採用の中国人2人の雇用契約を解除しました。
 長崎県が議会で公表した上海航路の経済効果は「3億円」。しかし、HTBクルーズが約10億円の赤字であることから実質マイナスだったという見方も。
 一方のハウステンボスは絶好調。12年9月期の決算は売上高が前の期比16%増の152億円、営業利益が2.3倍の24億円で、2期連続の増収増益。入場者数は7%増加するなど、上海航路運休の影響はほとんどありません。
 また、HISはタイ・バンコクに国際チャーター便を運航する航空会社を設立。今年夏をめどに初便を就航する計画で、当面は中型機2機をリースで保有し、日本と中国やタイなどアジア諸国を結ぶ便をはじめ、アジア各地の主要都市を相互につなぐ便も運航する予定です。上海航路に代わってこのチャーター便で、ハウステンボスに集客する事もあるかもしれません。

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